仮想通貨取引所OKExは、韓国ブランチを来月営業停止すると発表した。
ユーザーは4月7日までに韓国ウォンと仮想通貨を引き出す必要がある。それ以降については、取引所側は「顧客による引き出しの失敗から生じるいかなる損失に対しても責任は負わない」と、OKExコリアは述べている。
今回のOKExコリアのサービス停止について、発表の中では理由に触れていない。OKExコリアもコインテレグラフからのコメント要請には応答していない。
ただ、今回の突然の営業停止発表は、3月25日に発効する仮想通貨と関連サービスプロバイダーのための新しい規制に先んじて行われた。新しい規制のもとでは、仮想通貨取引所のような現地の仮想資産事業者は、金融サービス委員会下の金融インテリジェンスユニットにユーザー情報を報告する必要がある。また新しい規制では本人確認の徹底も強化される。
世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスの韓国法人も、2021年はじめに韓国での営業を停止すると発表している。バイナンスは流動性や取引量の低下が理由だとしている。