インドでの仮想通貨規制は依然不透明な状態が続いているにも関わらず、大手仮想通貨取引所OKExはインド市場で新たな動きを見せている。
仮想通貨取引所OKExは、インド最大の仮想通貨取引プラットフォームであるコインDCXと提携して、インドで新しい仮想通貨先物商品をローンチした。コインDCXが15日に発表した。
具体的には、今回のコインDCXがローンチする新しい先物商品DCXFuturesのローンチで協力するという。DCXの先物商品はユーザーが最大15倍のレバレッジで取引でき、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)、XRPなどの仮想通貨が対象となる。
仮想通貨でのインドの可能性
OKExインディアのトップであるザック・ゾウ氏は、仮想通貨の大量採用に向けて、「世界で2番目の人口を擁するインドの役割を強調した。
「世界最大の経済国の1つであるインドは、仮想通貨の大量導入の推進力であると考えられる。デジタル通貨を取引するための様々な選択肢があることは、クラウドファンディングや制度的資金調達の両方にプラスの影響を与えるため、インドの経済成長を強化することにもなると考えている」
コインDCXの共同創設者兼CEOであるサミット・グプタ氏は、インドの仮想通貨市場で先物取引の需要が急速に拡大していると指摘し、次のように語った。
「仮想通貨市場がインドの経済成長と富の創出を加速させる大きな可能性があるため、この協力によりインドは世界で最も急速に成長している経済の1つである『5兆ドル倶楽部』への参加に一歩近づくと考えている。今回の新しい機会を活用し、新たなチャレンジに挑戦していく」
インドを巡っては、大手仮想通貨取引所のバイナンスが現地の取引所ワジールXを買収し、同地への進出を果たしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
【関連記事:仮想通貨取引所バイナンス、インド取引所WazirXのP2Pプラットフォームを統合へ】
【関連記事:仮想通貨取引所バイナンス、インド10億人市場へ参入 | 現地同業のWazirX買収】
【関連記事:インド中銀、「仮想通貨を禁止しているわけではない」】