ニューヨーク州のジェームズ司法長官が、仮想通貨取引所ビットフィネックスとテザーに対して、巨額資金隠蔽疑惑に関する文書の提出を求めていることが3日明らかになった

ジェームズ司法長官は、ビットフィネックスとテザーが投資家を欺いたと指摘。8億5000万ドルの巨額損失を少なくとも7億5000万ドルのテザーで補填したと再び述べ、もし引き続きビットフィネックスがテザーの準備金を使える状態であるならば、さらなる資金が戻らなくなる可能性があると懸念した。

ジェームス司法長官は、引き続きビットフィネックスの「流動性問題」を解明するため、実際の財務状況を示すための文書の開示を求めていくと述べた。

先月25日ジェームズ司法長官がビットフィネックステザー訴追。提携先でパナマに拠点を持つ決済サービス企業クリプト・キャピタルで生じた8億5100万ドルもの損失補填の為、7億ドルのテザーを使っていたという。

一方、ビットフィネックスは、NY州の当局に対して反論声明を出し「間違った断定による欠陥だらけの文書で悪意を持って書かれている」と批判した

翻訳・編集 コインテレグラフ 日本版