ニューヨーク州上院議員のケビン・トーマス氏は、仮想通貨プロジェクトにおけるトークン配布、秘密鍵の悪用、ラグプルやその他の詐欺に関連する特定の犯罪を確立するための新しい法案修正要求を提出した。ラグプルとは投資家の資金を持ち逃げする詐欺の一種だ。

トーマス上院議員が起草した法案である上院法案S8839は、仮想通貨投資家を騙そうとする開発者やプロジェクトの詐欺を定義し、罰則を与え、犯罪化することを求めている。

A snippet of Senate Bill S8839. Source: nysenate.gov

法案を通じて、トーマス議員は仮想通貨犯罪に対する明確な法的枠組みを検察に提供しようとしている。「トークンの最終販売日から5年以内に10%以上」販売した開発者にラグプルの罪を課す法改正を求めている。

秘密鍵詐欺は、事前の肯定的な同意なしに他人の秘密鍵を開示したり、悪用したりすることを含む。また、この法案では、デジタル・トークンの金利を開示しなかった開発者を詐欺罪で告発しようとしている。