米国で軍人向け保険を提供するUSAAの元行員であるブレンダ・ジェントリー氏は、仮想通貨エコシステムが貧困という世代間格差を克服できると信じている。

ジェントリー氏は、2020年初頭からの初期投資で 「仮想通貨が提供する前例のないチャンス」によって資産を大きく増やし、10年間務めた銀行員の仕事を辞め、フルタイムで仮想通貨に没頭するようになった。彼女は現在、分散型金融(DeFi)とノンファンジブル・トークン(NFT)プロジェクトのコンサルタント会社、Gentry Media Productionsを運営している。

コインテレグラフの取材に応じたジェントリー氏は、初めて仮想通貨を購入した時のことを振り返った。

「ロックダウンの最中の2020年初頭だった。コインベースでビットコイン、イーサリアム、リンクを購入した。始めた当初は何度も諦めそうになった」

この初期投資段階で、ジェントリー氏はDeFiの学習にも時間を割き、最終的にアルトコインへの投資へとつながった。同氏はウェブサイトを通じて教育コンテンツを提供している。

「私はこの空間でのナビゲートや、良いNFTプロジェクトやDeFiトークンを探す際に注意すべき点、また詐欺やラグプルを素早く発見する方法について、一般の人々を教育するためのセミナーを開催している。」

ジェントリー氏の次女でビジネスパートナーのイマニ氏は、友人サークルの中で仮想通貨への関心が高まっていることをコインテレグラフに語った。

「私が見ていて面白かったトレンドは、人々がトレンドに従うことだった。彼らは利益を得て、誰もが自分のプロジェクトや10000コレクションを作った」

「私は誰かが取り残されるのをみたくない」とし、ジェントリー氏は仮想通貨によって、世界中の貧困の世代間格差を解消する手助けをしたいという。今年、彼女は母国ケニアを訪れ、彼女の非営利団体Educate a Childに「この新しい資産クラスとブロックチェーン技術がもたらす機会に関する知識」を提供する予定だ。

ジェントリー氏は、仮想通貨に投資する前に、まずはリサーチすることを勧めている。ジェントリー氏によれば、詐欺に遭わないためには、仮想通貨の悪い面を理解する必要があり、これは新しい投資家が最も気をつけなければいけないことだという。

"仮想通貨への投資に関しては、いくつかの教育的なYouTubeビデオを見たり、このトピックに関する本を読むことが重要だ"

19歳のイマニ氏は、仮想通貨の未来を信じている。若い世代に向け、彼女はこう締めくくった。

"ブロックチェーン技術と仮想通貨は、現在の中央集権的な金融と法定通貨についての考え方に大きなパラダイムシフトを必要とする破壊的な技術なので、時間をかけて学び、この空間に関与するべきだ。まずは親や兄弟などに教えて欲しい"