ニュージーランドの仮想通貨取引所イージークリプトとオーストラリアのブロックチェーン開発会社ラブリス(Labrys)は、ニュージーランドドルにペッグしたステーブルコイン「NZDD」の発行を開始した。

NZDDは現預金によって一対一の比率で裏付けられ、ニュージーランド金融市場機構により規制される。

開始当初はイーサリアム上で利用可能だが、将来的にはポリゴン、BNBスマートチェーン、アービトラム、オプティミズム、コインベースのブロックチェーンであるベースにも拡大する計画だ。

イージークリプトは、ニュージーランドのユーザーが米ドルに紐付けられたトークンを使用する際に利益を最大化するのが難しいと主張。今回ステーブルコインの発行に踏み切った。

今回イージークリプトは、シードフレーズの代わりに「信頼できる社会的なサークル」に暗号鍵の一部を委ねる暗号化方式によって保護されたセルフカストディ(自己管理式)ウォレットも導入した。

ちなみにニュージーランドドルにペッグしたステーブルコインを発行しようとした試みには、オーストラリアのテケメニー社による$NZDsの立ち上げがある。

<終>