米裁判所:CFTCの仮想通貨規制を認める判決、詐欺会社に恒久的な取引停止

 仮想通貨に絡む「大胆かつ悪質な詐欺」を行ったとして、ニューヨークに拠点を置くキャベッジ・テック(CabbageTech) 社の経営者が訴えられていた件で、米商品先物取引委員会(CFTC)が、キャベッジテック社による仮想通貨取引を恒久的に禁止するという裁判所命令を勝ち取った。ブルームバーグが24日に報じた。

 今年はじめ、キャベッジテック社の仮想通貨プロモーター兼経営者、パトリック・マクドネル氏が、ビットコイン(BTC)およびライトコイン(LTC)の購入・取引に関する「詐欺と横領の罪」で起訴された。その後、マクドネル氏は、CFTCには同氏の商業活動を規制する権限はないと異議を唱えていたが、ニューヨークの連邦地方裁判所のジャック・B・ワインスタイン裁判官が、マクドネル氏の主張を退けた。

 ブルームバーグによると、ワインスタイン裁判官は、7月に陪審員無しの審理を行った。その際、マクドネル氏が「ボイラールーム詐欺」を行い、様々な州や郡の投資家から資産をだまし取ったとされている。ワインスタイン裁判官は、マクドネル氏に、賠償金29万0429ドルおよび罰金87万1287ドルの支払いを命じる判決を言い渡した。

 ブルームバーグによると、マクドネル氏は弁護士を雇う余裕がないと主張していた模様で、キャベッジテック社には弁護士がいない状態だった。マクドネル氏は、途中からは法定へ足を運ぶことも途絶えていたという。

 マクドネル氏は自身の別会社、コイン・ドロップ・マーケッツ(Coin Drop Markets)に対する別の訴訟でもCFTCから訴えられている。CFTCは、訴訟の中で、仮想通貨投資アドバイスを受けるためにマクドネル氏とコイン・ドロップに相談料を支払った顧客がアドバイスを受けぬまま、マクドネル氏がコイン・ドロップのウェブサイトを閉鎖し、顧客への対応を行わなかったと主張している。訴訟では、コイン・ドロップがCTFCに登録されていなかった点も指摘されている。