食品大手ネスレは、IBMのブロックチェーン追跡プラットフォーム「フードトラスト」にコーヒー豆ブランドのZoégasを追加した。4月6日に発表した。

同社は、消費者らがブラジル、ルワンダ、コロンビアなど異なるコーヒー豆の生産地をそれぞれ追跡できるようになるとしている。また、収穫時期や場所、ロースト時期、農場や出荷トランザクションの証明などの関連情報を、包装に添付されたQRコードを通じて知ることができる。

今回のZoégasとの提携は、ネスレが、信頼できる第三者機関として国際的非営利団体レインフォレストアライアンスと提携したことで実現した。同団体が正確な情報を提供することを担う。

フードトラストは2018年10月にIBMが公開。2016年から小売り大手ウォルマートと共同で食品のリコール商品の検知や回収におけるブロックチェーンの活用向けて取り組んでいた。創設メンバーはネスレ、ドール・フード、ドリスコルズ、ゴールデン・ステート・フーズなど10社にのぼる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン