ビットコイン(BTC)は、ある古典的な価格モデルが歴史的な行動を繰り返せば、新たな価格高騰を迎えることになりそうだ。そして、これを支えるのはやはり強気派のようだ。
アナリストのウィリアム・クレメントⅢ氏は3日のツイートで、BTC/USDがストック・トゥー・フロー(S2F)モデルの強気の反発ゾーンに達したと指摘した。
同氏は、S2Fによるこの反発ゾーンの確率は高いと考えている。
同氏はストック・ツー・フローの偏差(モデルの推定値に対するビットコインの価格)の下値でトレンドラインを引くことで、今回の条件でも反発が起きる可能性を主張した。

既報のように、S2Fを考案したPlanB氏は、最近のBTC価格の落ち込みを心配しながらも、年末の最低価格を13万5000ドルと予測。これは、同氏が考える「最悪のシナリオ」であるという。
BTCの送金急増はOTCバイヤーが理由か
一方、大口投資家の活動は、S2Fの価格予想を助けるかもしれない。
オンチェーン分析サービス「クリプトクオント」のデータによると、正体不明の市場勢力がBTCを大量に購入しているが、取引所経由ではないという。
クリプトクオントCEOのジュ・ギヨン氏は「ビッグネーム(大企業や大物投資家)が買いを発表すれば、弱気派は不利になるだろう。短期的な値動きはわからないが」と指摘している。

この謎の大量購入については、すでにアナリストは把握しているものの、BTC/USDが調整しようとしている現在の価格レベルでの取引に注意を促している。
ツイッターで人気のトレーダー、カンタリング・クラーク氏は3日、「私は40000ドル以上か36000ドル以下のビットコインの買い手だ」と話した。
「ここでは、いくつかのロングレバレッジが蓄積されている」