ビットコイン(BTC)価格が上昇を続ける中で、初期のマイナーが急速なペースで億万長者になっている。

仮想通貨データ分析企業グラスノードのデータによると、100万ドル(約1億円)以上保有するビットコインアドレスの数が66540と、1週間で150%上昇した。

こうしたウォレットの上昇は初期のマイナーが何年にもわたりビットコインを保有していたことに起因している。グラスノードは17日に以下のようにツイートした。

「ビットコインが2万ドルを超えたことで、初期のマイナーのアドレス(50BTCのブロック報酬)が全て億万長者のアドレスになった」

グラスノードのツイートにはアドレス数を示すチャートが示されており、以前の天井は2017年末のバブル時だった。

(出典:グラスノード)

ビットコインの上昇は続いており、レジスタンスがない状態で23000ドルを突破した。ビットコインは2万ドル以上ではレジスタンスが確認されたことがないため、新たに放物線的に価格が上昇する可能性がある。現在、ビットコインの時価総額は4300億ドルに達した。

初期のマイナーに比べ、2020年5月以降のマイナーのブロック報酬は6.25BTCのみだが、ビットコイン価格が上昇するにつれて、努力は報われることは確実だ。

既報のように、ビットコインネットワークを活用しようとする企業が増加し、マイニングは個人で行うものではなく、「産業」へと発展している。最近のマイニングでは1日あたり約900BTCが新規発行されているが、その多くは機関投資家が購入しているとされる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン