ナスダック上場のビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーは11日、ビットコイン(BTC)の購入資金を増やすために、6億5000万ドル相当の転換社債を売却した。

マイクロストラテジーは11日、2025年満期で0.750%の利率で6億5000万ドル相当の転換社債を売却した。

プレスリリースでは次のように書いている。

「マイクロストラテジーは、運転資金のニーズやその他の一般的な企業目的が特定されるまで、財務準備方針に従って社債売却による収入をビットコインに投資する」

今回の資金調達は、同社が社債の収益を活用してビットコインを追加取得する計画を発表してから、わずか数日後に完了した。計画発表時には4億ドルの調達を目標としていたが、今回の調達額は6億5000万ドルで、現在のか悪では約3万6300BTCを購入できる。マイクロストラテジーは現在、7億3400万ドル相当の4万824BTCを保有している。

一方、ウォール街のアナリストは、マイクロストラテジーがビットコインに過度に傾斜していることを懸念している。シティバンクは最近、マイクロストラテジーの格付けを「中立」から「売り」に格下げした

マイクロストラテジーは大手企業がビットコインを保有する動きの端緒となった企業だが、ほかにも同様の動きが出ている。最近では、マサチューセッツに拠点を置く保険会社MassMutualが、1億ドル相当のBTCを購入している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン