米大手銀行CEO、米議会で仮想通貨・ブロックチェーンについて証言|JPモルガンCEOも真意を聞かれる

米国の大手銀行トップが10日、米議会の議会証言に出席した。金融危機から10年以上が経つ中、どのように銀行業界が変わったのか説明するのが主な目的だったが、仮想通貨とブロックチェーンについて言及する場面があった。

まずはJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO。仮想通貨推進派のウォーレン・ダビッドソン議員(共和党)は、ダイモン氏が仮想通貨を「本物でない」と発言する一方、最近になってJPモルガンが独自の仮想通貨JPMコインの発行を発表した真意を聞いた。ダイモン氏は次のように答えた。

本物でない部分は、仮想通貨が何にもサポートされていないという点だ。次の人が払うという以外、価値を支えているものは何もない」

JPMコインは米ドルに裏付けられている。

ダイモン氏は、ブロックチェーンは機能するだろうという持論を再び展開した。

またバンク・オブ・ニューヨーク・メロンのチャールズ・シャーフCEOに対してダビッドソン議員は、同社がデジタル資産に対するカストディ (資産管理)を提供する上で規制の不透明感が障害になっている点を指摘していることについて聞いた。シャーフ氏は次のように答えた。

「仮想通貨は、誕生してからまだ間もない。現状では、価値の移転に使われる本物の通貨という点では、重要な存在になっていない。だから我々は何ができるか積極的に模索しているところだ。マネーロンダリング(資金洗浄)とKYC(顧客確認)に関する問題が大きな課題の一つだ」

先日、ダビッドソン議員は、仮想通貨を含むデジタル資産を米国証券法の対象外とすることを目指した法案「トークン分類法」を議会に再び提出した

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Major Bank CEOs Testify at US Congress, Topics Include Blockchain and Crypto