11年以上にわたって大手仮想通貨取引所クラーケンを率いてきた共同創業者兼CEOであるジェシー・パウエル氏が、退任することになった。

21日の発表で、クラーケンはパウエル氏の後任として、2016年からクラーケンに在籍している最高執行責任者(COO)のデイブ・リプリー氏がCEOに就任するとしている。パウエル氏は、会長としてクラーケンにとどまり、同社は新たなCOOを探すことになった。

リプリー氏は、新たな指導的立場に立つ中で、自分の目標はパウエル氏と「一致」していると述べた。パウエル氏は、クラーケンの規模が大きくなったため、退任を決意したと伝えられている。「自分にとって、消耗が激しくなり、楽しくなくなった」という。一方で「会社に関与し続ける」つもりであると付け加えた。