クラーケン・オーストラリアのジョナサン・ミラーCEOは、9月7日のビットコインの急落は、イーサリアム(ETH)と非代替性トークン(NFT)市場の過熱にBTCが引きずり込まれた後の調整だったと説明した。
8月のレポートの中で、集中型取引所でのイーサリアムの供給が3年ぶりの最低値である12.8%に低下したことを指摘し、「供給ショックがETHをより引き上げる可能性が高い」と結論付けている。
ミラー氏は、イーサリアムのロンドンアップグレード以来、イーサリアムの需要が持続していると付け加えた。
ロンドンアップグレ―ドとイーサリアム改善提案1559に加えて、ミラー氏はNFTを取り巻く熱狂が仮想通貨市場を引き上げることにつながったとも指摘している。
クラーケンはそのレポートで、NFT業界は8月に爆発的な成長を遂げ、オープンシーの1日あたりのユーザー数は289%増加し、取引高は900%増加したと述べている。
「ビットコインは、イーサリアムによって引き下げられ、イーサリアムはNFTの活動によって引き上げられ、いまは自然な調整が起こっているように思う」と付け加えている。
ミラー氏はまた、エルサルバドルのビットコイン法を取り巻く話題がビットコインの最近の上昇に貢献する主要なファクターになったが、一部の投資家がエルサルバドルのニュースを売却した可能性があるとも指摘している。
「エルサルバドルのタイミングは無視することができないものだと思う。…これはビットコインが受容されるストーリーにおいて重要なターニングポイントだ」と付け加えている。