韓国政府、ビッサムのハッキング事件の調査に着手

 韓国の科学技術情報通信部は、世界第6位の仮想通貨取引所ビッサムで発生した3000万ドル(約33億円)分の仮想通貨盗難事件の調査を開始した。聯合ニュースが20日に報じた。

 ビッサムは韓国を代表する仮想通貨取引所だ。ビッサムはハッキングについて発表した後、取引所のすべての入出金を一時停止している。

 聯合ニュースによると、政府はビッサムからハッキングについて報告を受け、韓国インターネット振興院(KISA)によるハッキングの緊急調査を行っている。警察や他の機関と連携して、今回の事件の原因を調査するとしている。

 科学技術情報通信部は今年1月から3月にかけて韓国内の21の仮想通貨取引所のセキュリティレベルについて調査を進めており、そのほとんどでセキュリティ上の脆弱性があることを確認したという。

 ネットワークの隔離が不十分であったり、異常または疑わしい活動を監視するシステムが存在しない、秘密鍵やパスワードの不適切な管理といった問題点が見つかった。12の仮想通貨取引所については、セキュリティシステムがほとんど存在していなかった。

 今月はじめ、韓国の別な取引所コインレールでもハッキング事件があり、約3700万ドル分の仮想通貨が盗まれた。コインレールは盗難時で世界で99番目に位置する小規模な取引所だ。聯合ニュースによれば、調査によってコインレースは当局から改善するよう指導されていた措置を適切に実施していなかったことがわかった。また当局はビッサムの責任についても調査を進めていく計画だ。

 さらに、当局では今月末まで、21の取引所のセキュリティの脆弱性を詳しくモニタリングし、9月までに状況を改善するように指導していくとしている。

 ハッキング探知に特化したプロジェクト「センチネルプロトコル」によれば、ビッサムのホットウォレットは1現地時間の19日夜にハッキングされたという。

 ハッキングが行われる前の16日、ビッサムは突然サーバーメンテナンスを行うと発表した。「セキュリティ設定を最大化するため」と説明していた。また前後して、ビッサムは大量のイーサリアムをコールドウォレットに移動させていた。

 ビッサムは今回盗難にあった仮想通貨についてユーザーに補償すると既に発表している

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