JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は11日、8月の国内取引所での仮想通貨取引や保有額に関する統計データを公表した。円建ての仮想通貨保有額でビットコイン(BTC)が引き続きトップ。2位はXRP、3位はイーサという順番になっている。

(出典:JVCEA「ビットコイン(BTC)の現物保有額(円建て)」)

ただ、ビットコイン、XRPとも円建てでの保有額では前月からマイナスとなっている。

(出典:JVCEA 「仮想通貨保有量の増加率(ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサ(ETH)」)

一方、保有量で見るとXRPの力強い伸び率が顕著だ。今年1月の保有量を100%とした場合、XRPはプラスでビットコインはマイナスとなっている。イーサは横ばいだ。

取引高でイーサが3位に返り咲く

一方、現物の取引高ではイーサがモナコインを抜いて3位に返り咲いた。1位はビットコイン、2位はXRPだった。

7月にはイーサは、4位に後退していた

コインテレグラフ日本版は、8月のデータが公表される前日にイーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービン氏に対して「取引高でモナコインを下回ったことをどう思うか?」質問。ルービン氏は、「一時的にマーケティング戦略が成功することはあるだろう」と指摘し、全く心配していないそぶりを見せた。

また、「日本には優秀な開発者がたくさんいる」と発言。イーサリアムに対する貢献を期待していると話した。

ルービン氏は、10日、大阪で開催されたDevcon5で来年にイーサリアム開発者を100万人にするという目標を掲げた

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