19日の仮想通貨相場では、ビットコインは過去24時間比でわずか0.6%の上昇にとどまった。

出典:Coin360

サンCEO「友人を助けたよ」

主要な通貨が伸び悩む中、トロンの価格は6%以上の上昇となった。

これは仮想通貨取引所ポロニエックスが、米仮想通貨企業サークル傘下から離脱し、新会社「ポロ・デジタルアセット」を設立したニュースと関連がありそうだ。

米仮想通貨メディア、The Blockは関係者の話として、トロン財団のジャスティン・サンCEOが新会社に出資したと報じた

公式発表では、新会社には「アジアの投資グループ」が参加したとしか明らかになっていない。

サン氏は自身のツイッターで、「私は何も買っていない。ただ私の友人たちに投資し、助けただけだよ」とコメント。新会社への資本参加を暗に認めた形だ。

サン氏は、バイナンスやフォビ、OKExといった大手取引所のトークンも保有していると強調。「TRXやBTTをサポートするすべての取引所にベットしている」とし、特定の取引所に肩入れするつもりはないとしている。

著名金投資家「ビットコインは2000ドル以下に」

著名な金(ゴールド)投資家でビットコイン懐疑派として知られるピーター・シフ氏は、「ビットコインが2000ドル以下に下がる」との予想を披露した。

シフ氏によれば、6000ドルを下回れば、ヘッド&ショルダーのパターンが形成され、2000ドル以下まで価格が下落するかもしれないというものだ。

ビットコインの行方については、著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏も5500~6000ドルへの調整が起こるとの予測を示している。ただブラント氏の場合は、「5500ドルまで下落してから5万ドルまで急上昇する」というワイルドカードシナリオだ。

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