関西電力は、豪州のブロックチェーン電力企業パワーレッジャーと共同で、電力取引へのブロックチェーン活用で新たな実証実験を開始する。関西電力が9日に発表した。関西電力とパワーレッジャーは、太陽光発電によって生じた余剰電力をP2Pで取引する実証実験を実施済で、今回の実証実験はこれを発展させたものだ。
新たな実証実験は、太陽光発電で生じた「環境価値」の取引をブロックチェーンで行うものだ。環境価値取引とは、太陽光や風力などの自然エネルギーにより発電された電気のCO2排出量を価値化して、取引するものだ。
今年12月9日から来年3月31日まで行われる実証実験では、環境価値の直接取引を模擬的に行い、その効果を検証する。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン