SBIホールディングスは、米本拠のフィンテック企業テンプラム(Templum)に投資したことが明らかになった。具体的な金額は明らかではないが、テンプラムはSBIからの拠出により、1000万ドル(約10億9000万円)の資金調達ラウンドを完了した。ビジネスワイヤーが25日に伝えた。

 テンプラムは調達した資金を、子会社のテンプラム・マーケッツと、そのオルタナティブ・トレーディング・システムに投入する。

 テンプラム・マーケッツは、証券として提供されるデジタル資産(TAO)の売り出しと、二次市場取引を容易にするサービスを提供している。

 テンプラムのクリス・パロッタCEOは以下のように述べた。

 「SBIとは、TAOのために安全なトレーディング・プラットフォームを構築する使命を共有しており、今後日本とアジア全体でSBIと協力していくことを楽しみにしている」

 SBIの代表取締役社長の北尾吉孝氏は以下のように話した。

 「この投資は、証券としてのデジタル資産の取引のためのブロックチェーン技術の利用に関し、テンプラムの経験あるチーム、技術、ビジョンを、当社が信頼している証だ」