ツイッターCEOのジャック・ドーシー氏が創業した決済企業スクエアはリアルタイムでのPOSトランザクションで法定通貨を仮想通貨に交換するため支払いサービスの特許を取得したことがわかった。

米特許庁の資料で21日、明らかになった。

ユーザーは仮想通貨と法定通貨を含む任意の通貨で支払いが選択でき、業者側も任意の通貨で支払いを受け取ることができるという。例えばこの特許の技術を使えば、コーヒーを購入する際に匿名通貨を選択して業者側が別の通貨で受け取ることをリアルタイムで行えるようになるという。

スクエア社は提出資料の中で仮想通貨は人気が上昇しているものの、広く普及はしていないことに言及。特に小売業者やオンラインの取引業者に受け入れられていないことを課題に挙げた。この普及の課題の一つとしてトランザクション時間がかかることや、仮想通貨が利用者を特定できないこと、ボラティリティ、セキュリティの問題があると指摘した。コインテレグラフはこの特許の利用可能性についてスクエア社に連絡したが、広報は利用可能性について返答を控えた。

スクエア社はこれまでにビットコインに関連した初めての開発者向けプロダクト「ライトニング・デベロップメント・キット(LDK)」を発表している。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン