イランで事前の通告なくガソリン価格を50%引き上げたことを受けて、市民の不満爆発している。中央銀行の支店に火をつけた動画が拡散し、この事態で避難通貨としてのビットコインの人気が高まるかもしれない。

リバタリアン系メディア「ビーイング・リバタリアン」は公式ツイッターでイラン南西部にあるベバハンの中銀支部が市民の抗議デモを受けて炎上している動画を投稿。これに対して、ユーザーが「ビットコインだ」と投稿した

今回のツイッターを受けたReddit上では、デモを受けて、「銀行か、ビットコインを選ぶべきかの選択を迫られている」などの発言があり、イランで避難通貨としての需要がより高まることが予想される。

イランでは米国の経済制裁によって原油収入が現象しており、燃料補助金が出せなくなっている。これによりガソリンの購入量が自動車1台につき60リットルまでに制限され、60リットルを超える分は値段が3倍に跳ね上がる。

こうした政府の決定を受けて、市民が抗議活動を展開。今回の激しいデモ活動につながった。これまでにも香港デモの際に避難通貨として香港でビットコインの取引量が急増している。イランではデモを受けてインターネットの規制が強化されているが、再開後には取引量に影響が出るかもしれない。


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン