インドの大手仮想通貨取引所Zebpayがマルタにオフィスを移したことが明らかになった。クオーツ・インディアが18日に報じた。インドの仮想通貨取引所に対する規制が厳しくなる中、Zebpayは他国に拠点を移すことを選んだ。

Zebpayの新たな仮想通貨取引所は、インド以外の20カ国の住人に対して取引サービスを展開する

GDP世界第7位のインドで有数の仮想通貨取引所だったZebpay。クオーツによると、一時はインドにいた5~6百万人の投資家のうち半数が利用していたという。しかし、先月27日インド準備銀行(RBI)が銀行に対して出した仮想通貨関連事業との取引禁止令を理由に全ての取引を停止したと発表。取引禁止令から3ヶ月経った突然の発表は驚きをもって受け止められていた。

イタリア南部に位置するマルタは、仮想通貨に対して友好的な国として知られる。モルガン・スタンレーによると、マルタは仮想通貨に関する法的枠組みが整備されていて、仮想通貨の取引高で世界で最大のシェアを占めている。また世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は7月にマルタに銀行口座を開設したことを明らかにした