仮想通貨Pi(PI)は7月1日、2つの主要アップデートを発表したが、市場の反応は鈍かった。

発表前までは価格が上昇傾向にあったものの、イベント後は流れが一転して弱気派が主導権を握っている。ここから注目すべきサポートとレジスタンスの水準はどこか。チャートをもとに分析する。

Pi価格予測

Piは6月25日に20日間指数平滑移動平均線(EMA / 0.56ドル)を上抜けたが、50日単純移動平均線(SMA / 0.66ドル)という上値抵抗を突破することができなかった。

PI/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

翌26日には再び20日間EMAを下回って終値をつけており、弱気派の支配が続いていることを示している。下値サポートはまず0.47ドル、その次に0.40ドルが意識される。

移動平均線は下向きに傾いているが、相対力指数(RSI)はポジティブ・ダイバージェンスの初期兆候を見せ始めている。

仮に価格が0.47ドルで反発し、再び20日間EMAを上抜けた場合、安値圏での買い意欲の強さを示すシグナルとなる。そうなれば、PI/USDTは再び50日間SMAに挑戦する可能性がある。50日間SMAは重要なレジスタンスであり、上昇のカギを握る水準だ。

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PI/USDT 4-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView

現在、20日間EMAは下向きで、RSIは売られすぎの領域に近づいているため、弱気派が優位にある状況だ。買い手は0.47ドル付近で反発を試みるとみられるが、20日間EMAでは強い売り圧力に直面する可能性が高い。

もし20日間EMAで再び強く下落するような展開となれば、0.47ドルを下抜けるリスクが高まる。その場合、次の下値目標は0.40ドル付近となる。

一方、価格が20日間EMAを明確に突破した場合、強気派が巻き返しを狙っていることを示唆する。50日間SMAが依然として上値抵抗ではあるが、突破すれば0.60ドルへの上昇も視野に入る。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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