インドのショートビデオ共有プラットフォームのChingariは、独自ブロックチェーンとトークンの立ち上げを準備している。

Chingariは、11月にメインネットを立ち上げ、ソラナベースのGARIトークンのトークンセールを実施するため、1900万ドルの資金調達ラウンドを完了した。

Chingariの共同創設者兼CEOであるスミット・ゴーシュ氏は、トークンの販売は11月2日に予定しており、メインネット立ち上げとアプリケーションの統合は同月末までに開始する予定だと語った。

この資金調達は仮想通貨企業ギャラクシーデジタルやサム・バンクマン-フリード氏率いるアラメダ・リサーチ、ソラナ・キャピタル、クラーケンなどが参加している。

ゴーシュ氏によれば、1900万ドルの資金調達は、1回のシードラウンドと1回のプライベートラウンドでのGARIトークンによる調達で完了したという。これらの調達は、2020年の130万ドル、今年4月の1300万ドルのエクイティラウンドに続くものだ。

ゴーシュ氏によれば、Chingariのブロックチェーンプラットフォームでは、ユーザーはコンテンツを作成もしくは視聴することでトークンを取得することができる。「Axie Infinityがゲームのためにしたことを、私たちはソーシャルメディアでやりたいと思う」と、同氏は語っている。

「多くの人がソーシャルメディアプラットフォームに参加することで少額のお金を稼ぐことができるというアイデアは非常に強力なものであり、Chingariはこのビジョンを可能にしたいと考えている」

インドでは今年はじめにTikTokが禁止されて以来、Chingariを含む多くの企業がショートビデオ共有アプリの空白を埋めようと試みてきた。TikTok禁止後、Chingariのユーザーベースは6か月で10万人から5000万人に増加したという。

ソーシャルメディア業界は仮想通貨の世界に参入し始めている。TikTokは今年9月、非代替性トークン(NFT)への進出を発表したほか、ツイッターはビットコインを使ったチップ機能を導入している。