「EOSエコシステム」と呼ぶ、投資家がEOSをデポジットすると高いリターンがあると約束していた中華系の仮想通貨ウォレットが事業を停止。投資家が5200万ドル(約56億円)相当のEOSにアクセスできなくなっているという。中国の仮想通貨メディアが20日に報じた。
被害額はさらに増える可能性
現地メディアのEOSトランザクションの調査の結果、EOSエコシステムと関連するEOSアカウントの1つは、残高が500EOS以下となっている。アカウント所有者は、20日朝までに89万EOSを移動させていた。
EOSエコシステムに関連するほかのアカウントについても調査すると、メインアカウントの1つは、同じ日に別のアカウントから約1936万EOSをうけとっている。現在のEOS価格で約52万ドル相当だ。
また報道によれば、まだ発見されていないEOSがある可能性があるという。
トランザクションのメタデータは、資金が既に仮想通貨取引所フォビに移動されている可能性があることを示唆している。フォビ側は警告を発し、発見次第、資金を凍結すると約束した。
背後にいるのは?
この仮想通貨ウォレットは「w.io」というチームが始めたようだ。彼らはユーザーの信頼をえるため、EOSネットワークに基づく中華系ウォレットであるStarteosのコアチームの一部であると主張していた。
彼らは高いリターンを提供すると約束し、仮想通貨初心者をターゲットにしてEOSを集めていたようだ。
2018年のEOSのリリース以降、いくつかの組織がEOSを使った投資詐欺を実行している。中国の現地メディアによれば、EOSCUBE、EOSFIN、EOS Voteといった詐欺案件が発覚している。
今回のEOSエコシステムについても詐欺の可能性が高いと、現地メディアは指摘している。EOSエコシステムの被害者は法的措置を取るため、WeChatグループを結成しているという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン