フォビ 仮想通貨EOS基軸の取引所を来年前半に立ち上げへ

フォビ・グループが来年の前半に仮想通貨EOSに特化した仮想通貨取引所を立ち上げる計画をコインテレグラフに明かした。最近フォビは、急成長を続ける自社のデリバティブサービスにおいてもEOSのサポートを発表していた。

フォビが、29日にコインテレグラフに共有したプレスリリースによると、EOS特化の仮想通貨取引所はフォビ・プールによって立ち上げられる。フォビ・プールは、仮想通貨マイニング事業を手がけている。新しい取引所では、EOSを基軸通貨として、他の仮想通貨と取引できるようになるそうだ。

フォビ・プールのカオ・フェイCEOは、EOSのブロック・プロデューサー(BP)として、新たな取引所の立ち上げは「論理的に妥当なステップ」と話した。

フォビのEOSに対するサポート体制は拡大している。

先週フォビは、デリバティブ市場におけるEOSのサポートを発表。11月末の立ち上げ以来、フォビのデリバティブ市場は拡大を続けていて、1日の取引高は最近10億ドルを突破した。

 

「中央集権的な」EOSと中国

EOSは、中国政府傘下の組織による仮想通貨ランキングで首位だ。フォビも中国企業で、先述の通りEOSのブロック・プロデューサーの一人だ。ブロック・プロデューサーは、ビットコインのブロックチェーンにおけるマイナーに相当するもの。ルール変更の際、投票で選ばれた21のブロック・プロデューサーが承認投票を行っている。

さらにEOSは、中国最大級の「クジラ(仮想通貨分野の大口投資家)」である李笑来(リ・シャオライ)氏が仕掛け人とも言われている

ただ、EOSの運営方針に関しては、「中央集権的だ」という批判も多い。

10月にはフォビの従業員シ・フェイフェイ氏を名乗る人物が、リークしたデータを引用し、フォビが他のブロックプロデューサーと共謀して相互に投票数を分け合っていると報道された。また、イーサリアムとカルダノの共同創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、コインテレグラフ日本版の取材に対して、EOSはシステム面、科学面そして倫理面で大きな問題を抱えていると痛烈に批判。野放しにされれば「業界存続に関わる脅威」と懸念を表明した