仮想通貨取引所HTX(旧フォビ・グローバル)は、11月22日に3000万ドルの不正流出を受けた後、24時間以内に入出金を再開する。公式発表によると、同取引所は「この攻撃による損失を完全に補償し、ユーザーの資金の安全を100%保証する」と約束した。
さらに「今回のフォビHTXの損失額は、プラットフォームの総資金に対して非常に少額である」と述べ、事件の影響を受けずに「HTXの通常運営」が継続されるとした。
前日、HTX、トロン(TRX)、ビットトレント(BTT)で構成されるHTXエコ(HECO)チェーンブリッジに対する8660万ドルの組織的な攻撃と同時に、取引所のホットウォレットから3000万ドルがハッキングされた。これらの組織すべて、中国のブロックチェーン起業家ジャスティン・サン氏が関連するか、事実上支配している。
以前の事件同様、HTXは「ユーザーの資産と情報の安全を守ることが最優先の責務であり、同様の事件が再び起こらないようにあらゆる必要な措置を講じる」と語った。過去2ヶ月間に、HTXとジャスティン・サン氏関連のエンティティは4回のハッキング被害を経験している。最大のものは、11月10日に発生した秘密鍵のハッキングによるとされるポロニエックスでの1億ドルの不正流出だった。
サン氏は「ハッカーの攻撃の具体的な理由を調査している。原因を特定し調査を完了次第、サービスを再開する」と述べた。1億ドルのポロニエックス不正流出の返還に対する1000万ドルのホワイハット報奨金提供を申し出ている
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン