仮想通貨ビットコイン上昇、利下げ・ドル高も 米議会の新法案を意識か

8月1日のビットコイン(BTC)は、若干上昇した。執筆時点(11時40分)までの24時間で3%以上上昇し、1万ドルをわずかに上回っている。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」)

ビットコイン史上で初めてFRB(連邦準備理事会)による利下げが行われた。

事前の大方の予想通り0.25ポイントの利下げに留まったことやFRBのパウエル議長が会見で経済次第では利上げもあると発言するなど長期的な金融緩和路線を否定したことから、ドル高となった。

ただビットコインは上昇。「ドル高にもかかわらずビットコインは最初の利下げを生き残った」とみるアナリストもいる。

FRBによる利下げは「フリーマネー」が増えることなどから、ビットコインに対して追い風とみられている。

米議会、ドル安法案を提出

一方、米議会ではドル安を狙った法案が提出されると報じられている

米議会上院で超党派で出された新たな法案は、米国の輸出業者が中国との競争で有利になるようにドル安に誘導することを目指す。新たな法案によってFRBは、外国資本による米国株や債券、不動産などの購入に対して「マーケット・アクセス手数料」を課すことが可能になる。これによって、投機的な投資が減りドルへの需要が減ることから、ドル安に誘導できると考えられているそうだ。

今後、日米欧が自国の通貨安を目指す「通貨の冷たい戦争」が起きるという見方が出ている

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トランプ大統領だけでなく米議会もドル安に向けて圧力をかけ始めた。ランダムな政治的な要因で通貨の価値が変動することに対する嫌悪感が高まる一方、価値保存手段としてビットコインに対する期待は高まるのか。こちらも注目だ。