香港最大のバーチャル銀行であるZAバンクは、仮想通貨企業への口座サービスをを提供し、仮想通貨から法定通貨への交換を容易にする計画だ。

4月12日のブルームバーグの報道によれば、ZAバンクは、ライセンスを取得した取引所でのトークンから香港ドル、人民元、および米ドルへの交換をサポートし、仮想通貨企業に口座サービスも提供する。ZAバンクのロナルド・イウCEOは、中国本土の顧客には制限のためにサービスが提供されないと述べている。

イウ氏は、現在、香港における唯一ライセンスを取得している2つの仮想通貨取引所であるハッシュキーとOSLでトークンから通貨への交換が提供されると付け加えた。

イウ氏は、ZAバンクが他の取引所がライセンスを取得した後、同様のサービスを提供するとも付け加えた。

米国の仮想通貨企業が、シリコンバレー銀行やシルバーゲート銀行、シグネチャー銀行といった仮想通貨に対して友好的な銀行の破綻により銀行パートナーを見つけるのに苦戦している中、香港を拠点とするZAバンクは、それらの企業に潜在的な解決策を提供しているように見える。イウ氏は次のように付け加えた。

「規模の大小を問わず、国内外の数十の企業から大きな関心が寄せられており、これは物事がうまくいくことを物語っている」

香港では、規制当局が地域を仮想通貨のハブにするための取り組みを進めている。仮想通貨コミュニティの多くの人々は、米国の規制当局の対決的な姿勢よりも、香港のアプローチが業界にとってプラスになるだろうと考えている。

また、中国の国有銀行も香港での仮想通貨企業へのサービス提供に関心を持っており、そういった企業に接触していると報道されている