香港証券先物委員会(SFC)が、イーサ現物上場投資信託(ETF)発行者に対してステーキングオプションを含めることを検討していると報じられている。
ブルームバーグの報道によると、SFCは国内のイーサETF発行者がETHをステーキングしてパッシブインカムを得ることを許可するかどうかを検討しているという。ライセンスを取得したプラットフォームを通じてステーキングサービスを提供することについて、国内の仮想通貨ETF発行者と議論したようだ。
ただ、まだ議論段階であり、実施の具体的なタイムラインは決まっていないとブルームバーグは伝えている。
SFCのこの動きは、米国証券取引委員会(SEC)とは対照的だ。SECはステーキングサービスを投資契約とみなし、証券法に違反していると考えている。このため、米国では申請した金融機関はイーサ現物ETFにステーキングを除外するように修正している。
仮想通貨ステーキングは、トークン保有者が一定期間トークンをロックする。仮想通貨をステーキングする見返りとして、トレーダーはステーキングされたトークンの一定割合を報酬として受け取ることができる。ユーザーがトークンをステーキングすることができる第三者のステーキングサービスは数多く存在している。
昨年、米SECはステーキングサービスを証券とみなし、仮想通貨取引所クラーケンなどが米国内でのステーキングサービスを停止せざるを得なくなった。一方、コインベースはSECのステーキングに関する証券規制に対抗しており、3月20日に「規則制定請願」を発表し、ステーキングはお金の投資を伴わないため証券ではなく、ステーキングの機会費用は投資ではないと説明している。
2024年に香港は仮想通貨サービスプロバイダーの拠点として浮上しており、いくつかの仮想通貨フレンドリーな規制が制定されている。また、米国に先駆けてイーサ現物ETFを承認した世界初の国となった。しかし、先月のローンチ後の反応は乏しかった。今回ステーキングを許可する決定がされれば、国内のETFへの新たな投資流入をもたらす可能性があるだろう。
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