上場している仮想通貨マイニング企業ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)は、12月31日に終わる会計四半期に6,900イーサ(ETH)と670ビットコイン(BTC)を生産すると予想している。これは、前四半期に比べてイーサのマイニング量は低下、ビットコインは増加することになる。

ハイブ・ブロックチェーンは22日、株主への通知で、10月1日から12月21日までに6,280Etherをマイニングし、2021年の残りの期間、毎日65ETH以上を採掘する予定であることを発表した。この予想合計値である6,900ETHは、同社が7月1日から9月30日までに採掘した8,688ETHから20%以上減少することになる。しかし、ビットコインの生産量は四半期ごとに約2%増加し、およそ656BTCから670BTCになると予想している。

「この(ビットコインの)増加は、以前に発表された新世代のマイナーと当社のビットコインマイニング設備の拡張という投資によってもたらされた。」

ハイブ・ブロックチェーンは、イーサのマイニングが減少したことについては、より多くのプロジェクトがエコシステムに入ったことで現在の四半期に16%以上も採掘難易度が上昇したことを要因とした。しかし、ハイブは、難易度が上昇した一方で、ETH価格の上昇は、同社のマイニングをサポートするのに役立ったと述べた。コインテレグラフ・マーケッツ・プロのデータによると、ETHの価格は9月30日以降50%以上上昇し、11月には4800ドル以上の史上最高値に達した。

「ハイブはイーサとビットコインの両方の健全なコイン在庫を持っており、2022年まで在庫を構築する継続的な戦略を持っている」と述べた。「我々はもはやコインを販売していないが、新年を通してそれらを銀行で保管している」

グリーンエネルギーに着目したマイニングの取り組みで知られるハイブは、カナダ、スウェーデン、アイスランドに施設を有している。6月には、ナスダック証券取引所への株式上場の承認を得たと発表。記事公開時点では、株価は2.87ドルで取引されており、過去24時間で2%以上上昇している。