香港を拠点とするデジタル資産企業ハッシュキーグループ(HashKey Group)は、プロの投資家および機関投資家向けの新しい資産運用プラットフォームを立ち上げた。
ハッシュキーグループはイーサリアムへの初期投資で有名な中国万向グループが深く関係する仮想通貨企業で、今週香港で開催されていた大規模なWEB3イベントの主要スポンサーだった。
4月14日の発表で、ハッシュキーは「投資家から仮想通貨へのアクセスへの強い需要」がウェルスマネジメント分野への進出の理由であるとした。
ハッシュキーは今後、OTC取引での取扱いトークン数を増やし流動性カバレッジを年中無休で提供していくという。
ハッシュキーは米コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group, BCG)の2022年の調査を引用し、現在個人資産の0.3%しか仮想通貨に投資されていないことを指摘。「今後仮想通貨への需要が大幅に増加する可能性がある」としている。

これに先立つ昨年9月、ハッシュキーは香港証券先物委員会(Securities and Futures Commission)から「タイプ9資産運用ライセンス」を取得し仮想通貨オンリーのファンドを運用できるようになった。
また今年1月、5億ドルを調達しあらたな仮想通貨投資ファンドを立ち上げている。
We're delighted to share that @HashKey_Capital successfully closed its Fund III, having raised a total of $500 million.
— HashKey Group (@HashKeyGroup) January 17, 2023
The Fund will be deployed to advance global #crypto and #blockchain initiatives, focused on building and scaling the #Web3 ecosystem.https://t.co/qjq3ur0N7F
コインテレグラフはハッシュキーグループにコメントを求めたが同記事出稿時点で返答を得られていない。