仮想通貨資産マネジメントのグレイスケールは、2018年の第4四半期(10月~12月)の資金流入額が3010万ドル(約33億円)だったことを明かした。14日付のThe Blockが報じた。弱気相場が続く中、過去最高を記録した前年同期比の3分の1ほどに留まったという。

グレイスケールのマネージングディレクター、マイケル・ゾンネンシャイン氏は、The Blockに対して、去年第4四半期の資金流入が減速したことについて驚きはないとし、「季節的な課題」があったと分析した。去年の11月中旬からビットコインをはじめ仮想通貨相場の急落が始まった。

去年第3四半期の調達額は、8110万ドル(約89億円)だったという。

ただ、ゾンネンシャイン氏は、去年1年を通して見ると3億5950万ドル(約395億円)の資金流入があり、年間ベースでは過去最高と指摘。50%以上が機関投資家からで、引退した世代からの流入も多かったという。とりわけビットコインへの投資が人気だったという。

グレイスケール の創業者バリー・シルバート氏は13日、「ほとんどの仮想通貨はゼロになる」と予想する一方、「ビットコインに対してはこれまでになく強気」という見解を示した