米投資ファンド創業者「ほとんどの仮想通貨はゼロになる」も「ビットコインにこれまでになく強気」な訳は?

仮想通貨投資ファンドのグレースケール・インベストメンツとデジタルカレンシーの創業者であるバリー・シルバート氏が、CNBCのインタビューに答えて「ビットコイン以外ほとんどの仮想通貨はゼロになる」と発言した。

「ほとんどの仮想通貨は消える」

シルバート氏は、仮想通貨を使った資金調達ICO(イニシャル・コイン・オファリング)について言及。「裏付けとなるトークンに使い道がないまま資金調達を試みたICOのほとんどすべてが消えるだろう」と予想した。

また、ICO規制を強めるSEC(米証券取引委員会)に対してシルバート氏は賛辞を送り、「ほとんど違法だ」と述べた。

ビットコインは勝者

一方、シルバート氏はビットコインについて「これまでになく強気」と主張。「デジタルゴールドになるための競争にビットコインは勝利した」と述べた。

シルバート氏によると、米国のベビーブーマー世代(1946年~1964年生まれ)が30兆ドル(約3300兆円)ほどの資産を持っており、現在一部を金への投資に回しているが、今後20年でこの資産が次の世代に引き継がれることになると予想。現在の若者世代は、金を資産の逃避先としてみておらず、ビットコインをリスクの際のヘッジとして使うだろうとし、「多くの資産がビットコインに流入するだろう」と自信を見せた。

また、機関投資家の参入についてもポジティブな見通しを示した。

ウォール街の金融大手フィデリティのカストディ(資産管理)サービスICE(インターコンチネンタル取引所)のバックトが準備を進めるビットコイン先物は、今年の早い段階で立ち上がるだろうと予想。機関投資家にとって「安全に資産を管理できる場所」がようやく生まれつうあると指摘した。その上で、「今までは、落下中のナイフをつかまないように慎重にいきたかったのさ」と付け加えた。

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ビットコインがデジタルゴールドになるという見方は、元ゴールドマンサックスのマイク・ノボグラッツ氏も12日に示したばかりだ。