グレイスケール・インベストメンツは、XRPに関連する新たな仮想通貨トラストを発表した。
グレイスケールは9月12日、グレイスケールXRPトラストの設立と公開を正式に発表し、これにより投資家はXRPにエクスポージャーを得ることが可能となる。
グレイスケールXRPトラストは、認定投資家の個人および機関投資家向けの申し込みが即座に利用可能だ。このトラストは、グレイスケールの他の単一資産投資信託と同様に機能し、XRPのみに投資する。
将来的にはETFへの転換も
FOXビジネスの報道によれば、グレイスケールXRPトラストの立ち上げは、将来的にXRPの上場投資信託(ETF)への道を開く可能性があるという。
「ETFは個人投資家に直接販売されるため、証券取引委員会(SEC)の承認が必要だが、トラストは認定投資家向けに組成され、規制の負担が軽くなる」と、FOXビジネスは報じている。
Source: Grayscale
またグレイスケールがXRPトラストに関して4つのフェーズからなる製品ライフサイクルを公開しており、FOXビジネスはこれが将来的にXRPのETFになる可能性を示唆しているとも述べている。
「各製品は、最終的にETFに上場することを目的とした4段階のライフサイクルに従うことを意図している」と、グレイスケールは専用のFAQページで述べている。「製品がこのライフサイクルを進むにつれ、投資家のアクセスと透明性が増加する」という。
XRPの「重要な現実世界での利用ケース」
グレイスケールの発表において、プロダクトおよびリサーチ責任者であるライハネ・シャリフ・アスカリ氏は、グレイスケールXRPトラストが「重要な現実世界での利用ケース」を持つプロトコルに投資家がエクスポージャーを得られると指摘している。「数秒で完了するクロスボーダー決済を促進することで、XRPは従来の金融インフラを変革する可能性がある」
XRPレジャー(XRPL)は、グローバルな企業や開発者のコミュニティによって運営される分散型のパブリックブロックチェーンだ。XRPLは、クロスボーダー決済ソリューション、トークン化、分散型金融など、さまざまな用途を提供するように設計されている。
グレイスケール・インベストメンツは、世界最大級のビットコイン投資会社であり、グレイスケール・ビットコイン・トラストETF(GBTC)では22万2300BTC(128億ドル相当)を保有している。
1月にGBTCがトラストからビットコインETFに転換させて以来、グレイスケールはビットコインの大口売り手の一つとして浮上しており、ETFから数十億ドル相当のビットコインを売却している。
7月に2つの現物イーサリアムETFを立ち上げた後も、グレイスケールはこれら新製品から数十億ドルの流出を記録している。
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