グーグルトレンドの検索データによると、「ビットコイン」の検索数が24日に6月最高水準に近づいていたことがわかった。これまでビットコイン価格の急騰にも関わらず世間の反応は鈍かったが、ようやく熱狂に追いついてきたようだ。

「ビットコイン」の検索数は先週、フェイスブックが仮想通貨「リブラ」を発表してから上昇傾向にあった。「リブラ」の検索数は、ホワイトペーパーの発表があった18日に急上昇している。

グーグルトレンドにおけるビットコインやLibraなど仮想通貨関連のデータ検索ボリューム

(出典:グーグルトレンド「ビットコイン」対「リブラ」2019年6月24日現在)

昨日報じた通り、グーグルにおける「ビットコイン」検索数は、2017年の約10%程度に止まっていた。2017年といえば、12月に2万ドルの最高値をつけた年で、一般投資家がビットコイン上昇の背景だった。一般投資家の復活が、新たなビットコイン押し上げ要因になるか注目だ。

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執筆時点(6月25日午前7時30分)でビットコインは再び1万1000ドル付近で推移している(出典:CoinMarketCap

グーグル検索の国別で見ると、ビットコインはナイジェリア、南アフリカ、オーストリア、スイス、ガーナがトップ5である一方、リブラはウルグアイ、ドミニカ共和国、ニカラグア、アルバニア、パナマがトップ5となっている。