フェイスブックは、英スタンダードチャータード銀行(SCB)の広報責任者エド・ボウルズ氏を仮想通貨プロジェクトに採用した。自社仮想通貨に対するヨーロッパの規制当局による厳しい監視を見越し、政府機関に対して自社利益に沿った主張を展開できる銀行関係者を雇用したという。フィナンシャル・タイムズ(FT)が6月14日に報じた。
FTによると、フェイスブックは、自社仮想通貨やその他の金融サービスを24億ユーザーに提供する計画に関して、ヨーロッパの規制当局による厳しい監視にさらされることを見越し、政府機関に対して自社利益に沿った主張を展開できる銀行関係者を雇用したという。ボウルズ氏は9月に入社し、ロンドンを拠点とする公共政策担当者に就任するそうだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルは6月13日、フェイスブックの仮想通貨に対して、VISAやマスターカード、ペイパル、ウーバーなど12社以上の有力企業が、「リブラ(Libra)」と呼ばれるフェイスブック独自の仮想通貨プロジェクトを支援すると報じた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版