香港証券先物委員会(SFC)は、犬をモチーフにしたミームコインプロジェクト「FLOKI」のステーキングを、"疑わしい投資商品"として、利用者に対して警告した

1月26日、香港SFCは管轄区域の利用者に対し、FLOKIおよびTokenFiのステーキングプログラムについて、年間利回りが30%から100%以上になるという約束について警告した。SFCによると、投資家は「あり得ないほど良い」リターンを提供すると主張する商品について注意する必要がある。

FLOKIはSFCの警告に応え、香港在住の利用者がステーキングプログラムに参加することをブロックした

規制当局は、いずれの投資商品も香港で認可されていないことを強調した。SFCは、未認可の投資スキームは、証券先物条例の下での保護が限定的または全くないため、投資家は「投資した資金を全て失う可能性がある」と付け加えた。

1月29日のブログ投稿で、FLOKI側は、ステーキングプロジェクトの潜在的な規制問題を明確にし、対処するために弁護士と協力していると発表した。

FLOKIチームは、香港の利用者が参加資格がないことを警告するために、FLOKIおよびTokenFiのステーキングサイトに警告を掲載するなど、複数の措置を講じたと説明する。「責任あるコミュニティとして、関連する規制問題が解決されるまで、香港の利用者がステーキングプログラムに参加することを防ぐためのこれらの措置を続けていく」と書いている。

また、1月29日時点で香港の利用者がステーキングプログラムに参加した記録はないことを確認した。FLOKIチームは、2023年12月の立ち上げ前に、香港でのオフラインマーケティングを既に一時停止していたと付け加えた。FLOKIチームはSFCの主な懸念である高い年間利回り(APY)について、「報酬には変動があり、市場動向に影響される」と強調した。さらに、ステーキング報酬の価値は、トークン報酬の市場評価に基づいて変動する可能性があるとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン