コインベース投資の米リビットキャピタル 新たに500億円ファンド設立へ

仮想通貨・ブロックチェーン分野への投資を行っている米ベンチャーキャピタル、リビット・キャピタルは、その最新のファンドで4億2000万ドルの調達を目指している。9月12日付の米証券取引委員会(SEC)への提出書類で明らかになった。

同ファンドはリビットにとって、リミテッドパートナーを使った5つ目のファンドになるという。一方で4億2000万ドルという数字は、昨年度に3億ドルを調達した同社にとり、「通常範囲の増加額」であるとしている。

12年に創設されたリビットのポートフォリオは、仮想通貨取引所コインベースや、手数料無料の株式・仮想通貨取引プラットフォーム「ロビンフッド」、金融会社クレジット・カルマ、及び自動車保険プラットフォーム「ルート・インシュランス」などの、業界のリーダーたちとの連携を特徴としている。

またリビット・キャピタルは、アンドリーセン・ホロウィッツ、バッテリー・ベンチャーズ、クロスリバー銀行にも投資している。テッククランチによれば、それらの投資が、多くのフィンテック企業と規制金融機関との間の「唯一の結び付き」を提供しているという。

4月、英国のオルタナティブ・バンキング・アプリ「レボルト」は、シリーズC投資ラウンドで2億5000万ドルを調達した。この投資ラウンドは、リビット・キャピタルがリードし、他の2つのベンチャーキャピタル会社DSTグローバルとインデックス・ベンチャーズと共に行った。調達した資金により同社全体の評価額は17億ドルとなり、10億ドルを超える評価額を持つスタートアップ、いわゆる「ユニコーン企業」となった。

ロビンフッドはシリーズD資金調達ラウンドで3億6300万ドルを、シリーズCラウンドで1億1000万ドルを集め、2月にデジタル通貨向け取引サービスの提供を開始した。資金調達ラウンドの後、ロビンフッドはその評価額を56億ドルとし、米国で2番目の評価額を持つフィンテック・スタートアップになった。

コインベースは12年の創設以来、米国の仮想通貨取引所及びウォレットサービスのリーダー的存在に成長してきた。コインベースは今年、コインベース・プロをリリース、及びGDAXを個人トレーダー向けに進化させ、そのサービスを拡張している。同取引所は最近、英ポンドと4つの仮想通貨との通貨ペアの取引を開始している