米仮想通貨ファンドのグレイスケールは、14日、デジタル通貨のバスケットに連動した証券の認可を米金融取引業規制機構(FINRA)から受けたと発表した

グレイスケール・デジタル・ラージ・キャップ・ファンド(DLC)は、GDLCFというシンボルでOTC(店頭)取引市場でトレードされる。時価総額が高いデジタル通貨のバスケットに連動しており、ETFと似たような仕組み。投資家は、実際にデジタル通貨を購入せずにデジタル通貨の値動きに資金を露出させることができる。

DLCは、80%がビットコイン(BTC)で0.9%がイーサ(ETH)、5.8%がXRP(リップル)、2.2%がビットコインキャッシュ(BCH)、1.8%がライトコイン(LTC)で構成されている。

DLCは、2018年の2月から適格投資家に対してはプライベートで販売されてきた。今後DLCの取引高を知るためには米国の証券預託機関(DTC)に登録される必要があり、グレイスケールは「近い将来にDTC適格になる」と見込んでいる。

グレイスケールはビットコイン信託が有名。7月には過去最高の運用資産額27億ドル(約2920億5000万円)を達成したと発表した

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版