仮想通貨(暗号資産)分析企業チェイナリシスが主催した5月27日のインタビューで、米国の規制機関である金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)のケネス・ブランコ局長は、規制当局は敵ではないと主張している。

「このテクノロジーは私たち全員のものだ」

FinCENは、米国の銀行秘密法を所管する規制機関で、金融機関の本人確認(KYC)やマネーロンダリング対策(AML)を規制している。KYCやAMLは、仮想通貨業界においても重要なトピックとなっており、今回のインタビューとなった。

ブランコ氏は、仮想通貨の保護の一部としてFinCENの役割を説明し、仮想通貨が悪意のあるアクターに悪用されることを懸念していると語った。

「これは私たちのものだ。このテクノロジーは私たち全員のものだ。犯罪者やならず者国家が不正行為に使うことを許すことができない」

ブランコ氏は、通常の金融ルールの外で仮想通貨が使われてることは許されないとも述べた。

「ここ米国でビジネスを行う場合、規制と法律を順守する必要がある。…最終的に、それがあなたをより安全にすることになる」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン