米金融大手フィデリティが出資するニューヨーク拠点のデジタル資産セキュリティ企業ファイヤーブロックスは、4大会計事務所の1つアーンスト・アンド・ヤング(EY)によるセキュリティ監査を完了した。12月19日にプレスリリースで発表した。ファイ―ブロックスは、機関投資家向けにブロックチェーン基盤のデジタル資産移転プラットフォームを手掛けている

今回の監査は「サービス・オーガニゼーション・コントロール(SOC)2タイプII」と呼ばれるもので、内部統制やサイバーセキュリテイなどの基準を満たしているかどうかを調べるものだ。ファイアーブロックすによれば、様々な角度から半年に渡り監査が行われた。

同社今年6月にサービスをローンチして以来、既に90億ドル以上のデジタル資産の譲渡をプラットフォーム上で行ってきた。

ファイヤーブロックスの共同創業者でCEOのマイケル・シャウロブ氏は、第三者による監査で「最高水準の業界基準を満たしている」ことが証明された重要性を強調している。同社は、今回の監査完了で、世界基準の厳しいセキュリティ技術とデータ保護法に準拠したサービスを提供していることをアピールしていく考えだ。

ファイヤーブロックスはコインテレグラフに対して、今回の監査完了で、金融関連企業をより引き付けることができるようになるとコメント。具体的な企業名は明かさなかったが、すでに米金融大手企業との協議に入っているという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン