米ニュースメディアのチェダーは11日、フェイスブックが独自の仮想通貨の作成を検討していると報じた。
フェイスブックの計画に関係しているという匿名の情報源がチェダーに語ったところによると、フェイスブックは、ユーザーが決済に使う仮想通貨の計画について「非常に真剣である」という。
フェイスブックは今週、「メッセンジャー」を統括していたデビッド・マーカス氏が、ブロックチェーンのリサーチグループの責任者に就任したと発表している。
マーカス氏のブロックチェーン事業への任命は大きな注目を浴びた。マーカス氏は決済サービスのペイパルの社長を経験しており、昨年12月には米国の仮想通貨取引所コインベースの取締役に就任している。
当時、コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、マーカス氏の決済サービスとコミュニケーション分野での横断的な業界経験を称賛していた。
フェイスブックに興味深い動きがある一方で、フェイスブックは今年1月、「誤解を招く、詐欺的な宣伝」があるとして、仮想通貨関連の広告を禁止している。フェイスブックの措置に続いて、グーグルやツイッターも同様の禁止措置を発表している。