フェイスブックのメッセージアプリ「メッセンジャー」を統括していたデビッド・マーカス氏は、フェイスブックがブロックチェーンテクノロジーの適用可能性について研究をしていることを明らかにした、CNBCが8日に報じた。

 「ゼロからフェイスブックンにブロックチェーンのベストな利用方法を研究するための小グループを作った」。マーカス氏は彼のフェイスブックの個人ページへの投稿の中で述べている。た。

 マーカス氏はFBの中で約4年にわたり、メッセンジャーの事業を統括してきた。昨年12月、マーカス氏はコインベースの取締役に就任している。しかし、フェイスブックは、ブロックチェーンをどのように活用するかといことについて発表していない。

 この動きは、フェイスブックがプロダクトチームのより広範な改革の一環として行われる。Recodeによれば、フェイスブックは今後、「アプリ・ファミリー」グループ、「中央プロダクト・サービス」グループ、「ニュープラットフォーム&インフラ」グループの3つの部門の下で事業を行う。。

 今年1月、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、個人をエンパワーする可能性を探るためデジタル通貨に検討していくだろうと述べた。ザッカーバーグ氏は、仮想通貨のような分散型システムは、中央集権型システムからパワーを奪い、個人の手に取り戻すことを助けるものだと述べていた。

 一方でフェイスブックは同じ月に、仮想通貨とイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の広告を包括的に禁止する措置を開始した。前述のようにザッカーバーグ氏が仮想通貨への関心を示していたため、この禁止措置は一部では驚きの声があがった。