イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏は、中国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)がイーサリアムなどのパブリック型のブロックチェーンと互換性を持つことを望むと話した。

ルービン氏は、フォーブスとのインタビューの中で、中国のリーダー層にとって最も恩恵がある方法が選ばれることになるだろうと予想。次のように続けた。

「それがオープンであり、我々と互換性があることを願っている。しかし、そればかりは分からない」

またルービン氏は、中国によるイーサリアムのエコシステムへの参加を増やしたいとも述べた。とりわけ「一帯一路」構想で使われているブロックチェーンについてイーサリアムより技術的に弱いと指摘。「イーサリアムはブロックチェーン技術の中で最も強固」であるとし、中国政府との協力に意欲を見せた。

一方、ルービン氏は中国の経済的な影響力の拡大によって米ドルの世界の準備通貨としての地位は脅かされる続けるとしつつも、その点において中国のCBDCによる影響は限定的と述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン