19日にビットコイン(BTC)は急反発。5月以降の低水準から一気に800ドル上昇して7000ドルを回復した。一方、イーサ(ETH)はビットコインに連動する形で急騰したものの、19日10時頃にプラストークン詐欺集団によるさらなる巨額な売り圧力を警告するツイートがあり、反落した。
(出典:Coin360 日本時間12月19日午前11時時点)
現在ビットコインは7200ドル付近の水準をキープしている。著名テクニカルアナリストからは「明らかに重要なサポートが守られた」という見解が出ており、確かな反発という手応えが市場にはある。
また、ブルムーバーグによると、「伝統的な市場で利益確定の売りの動きがあり、資金の一部が仮想通貨に流れたのでは」というアナリストの分析も出ている。
一方、イーサは今朝10時頃に反落。巨額仮想通貨の移動を追跡するホエール・アラートが、78万9525ETH(約110億円)がプラストークンから正体不明なウォレットに転送されたとツイートした。
🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 🚨 789,525 #ETH (105,099,509 USD) transferred from PlusToken to unknown wallet
— Whale Alert (@whale_alert) December 19, 2019
Tx: https://t.co/9kTSZy7Y1G
(出典:Coin360「イーサ/米ドル(1日)」日本時間12月19日午前11時5分時点)
プラストークンは、中国発のポンジスキーム詐欺集団として知られている。ブロックチェーン分析企業チェイナリシスは、プラストークンによる巨額のビットコイン換金が今年の夏以降の相場の下げ圧力になったという分析レポートを出している。
【関連記事:「プラストークン詐欺が仮想通貨ビットコイン下落要因の可能性」=チェイナリシスが分析レポート】
【関連記事:見覚えのあるビットコインの急反発、上値の目途は?】