エルサルバドルの教育省と非営利組織マイ・ファースト・ビットコイン(MPB)は、2024年までに公立学校のカリキュラムにビットコイン(BTC)教育を加えるためのパートナーシップを結んだ。

MPBの創設者ジョン・デネヒー氏は、これが教育省のプロジェクトであり、MPBが「ビットコインビーチ」とともに支援していることをコインテレグラフに確認した。ビットコインビーチとは、エルサルバドルでビットコインのエコシステム形成に取り組むイニシアチブだ。

デネヒー氏によれば、学生が完了の認定書を受け取るプログラム「マイ・ファースト・ビットコイン」は、ビットコイン部分の主要な教材となる。

彼によれば、パイロットプログラムのトレーニングは9月7日にビットコインビーチの支援を受けて開始され、ビットコインの認定プログラムは75校の公立学校の150人の教師に教えられ、ビットコインの「基本的な知識」を提供する。「ビットコインを採用した最初の国家として、エルサルバドルは世界にとっての模範となるだろう。良質な教育こそが、その模範が肯定的なものであることを保証する最良のチャンスだ」とデネヒー氏は語った。

初期のトレーニングが終わった後、デネヒー氏によれば、教師たちは自分たちの学校に戻り、教育省が作成したカリキュラムに基づいて教えることになる。「もし成功すれば、来年、このプログラムは全国のすべての学校に展開されるだろう。」と彼は語った。「マイ・ファースト・ビットコインが2年前に始まったとき、1つの夢は国家を教育することだった。これはその一歩となる大きなステップだ」、

ビットコインビーチとの最近のインタビューで、そのコミュニティリーダーであるローマン・マルティネス氏は、エルサルバドルではすでに2万5000人以上の学生が教室でビットコインについて学んでいるとコインテレグラフに語った。

デネヒー氏は、現在の焦点はエルサルバドルであるものの、ミッションはビットコイン教育を世界に広めることだと述べた。「エルサルバドルはパブリックなビットコイン教育を推進しており、他の国々も追随することを期待している。世界が注目している」。

彼はコインテレグラフに、MPBはすでにエルサルバドル流のビットコイン教育を学生に実施することに興味があるというラテンアメリカの他の2つの政府と協議を行っていると語った。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン