南米エクアドルの乳製品生産のエル・オルデーニョ(El Ordeño)は、IBMの食品追跡ネットワークFood Trust(フードトラスト)の一環として、ブロックチェーン基盤システムの統合を発表した。プレスリリースで述べた。

IBMニュースルームによると、エル・オルデーニョは、QRコードを含む新たなパッケージモデルを導入してブロックチェーンを使用して同社の乳製品を監視する意向だ。

消費者らは、モバイルデバイスでQRコードをスキャンして、特定の製品の農場から食卓までの詳細を追跡することができるとしている。さらに、生産者や品質センターや低温に保つ物流方式のコールドチェーンや物流センターのさらなる情報も提供する。

エル・オルデーニョのCOO(最高執行責任者)であるギリェルメ・フランクリン氏は、以下のように述べている。

我々のすべての製品が可能な限りベストな品質に保てるよう、我々は、常に事業のやり方を変えている」

物流の全行程の標準化の目的は、「安全で精選された方法」で提供されるデータを通じて、より高い透明性を追求することだとしている。

IBM南米のブロックチェーンリーダーであるマルティン・ハゲルストロム氏は、消費者が購入する製品の起源やたどってきた工程にアクセスできることの重要性を強調した。

「IBMフードトラストは、乳製品がどのように全国に流通しているのか、単一の書き換え不可能な透明性のある情報ソースをエル・オルデーニョに提供する。最も重要なのは、フードトラストは、消費者らが製品を購入する際にリアルタイムにこの情報にアクセスし、その情報に基づいて購入の決断を下すことができるということだ

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン