著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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再び調整入りするも、底堅い展開

XRP/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPYの日足チャート(期間:2021年8月4日~現在)である。

9月下旬におけるXRP/JPYは、一目均衡表の雲の下部に位置しており、三役逆転・弱気シグナルの発生が不安視される局面であった(青色矢印)。

しかし、10月の値動きを振り返ると、10/1のFRB議長による「暗号資産を禁止するつもりはない」との発言を契機とした暗号資産市場の好転に伴い、XRP/JPYも10月は約20%の上昇と堅調な動きを見せた。

現在は一目均衡表の雲をサポートとして125円前後の揉み合い状態になっているものの、依然として底堅い展開が続いている。

以前のレポート(Daily Market Report 2021/10/1「調整局面のXRP(リップル)。条件次第で急騰も?」参照)では、ボリンジャーバンドを用いて、スクイーズ(縮小)した後にエクスパンション(拡大)した3月、7月のXRP/JPYの大幅上昇に注目した。

また、変動の少ない無風状態が続くようならボリンジャーバンドは更に縮小し、XRP/JPYが活気を取り戻すような場面があれば、過去の動きのように急騰に繋がる可能性について考察した。

上記を踏まえて、100日単純移動平均線(上図白線、以下100MA)と一目均衡表をもとにこれまでの動きを振り返ると、9/20から9/21にかけて暗号資産市場全体が下落した流れを受け、XRP/JPYも一時90円付近まで値を下げている。

9/20から9/30までは100MAをサポートに上値の重い展開が続いていたが、10/1より前述の好材料が支えとなり、10/10には約一ヵ月ぶりに135円を付けた。その後反落し、現在の調整局面が始まったことがわかる。

日足チャート上では10/14に雲を突き抜けて以降、以下の3つの条件を満たした三役好転が継続しており、テクニカル面では上昇シナリオが進行中であると解釈することができそうだ。

①XRP/JPYの価格が雲を上抜ける
②転換線(橙色線)が基準線(紫色線)を上抜ける
③遅行スパンがXRP/JPYの価格を上抜ける

このレポートでは、今後の展開についてシナリオをアップデートしてみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。