著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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暗号資産の時価総額ランキングにて他の追随を許さないBTC(ビットコイン)と、それに次ぐ2位を維持し続けるETH(イーサリアム)であるが、現在、米ドル換算の時価総額では、BTCの7,988億ドルに対してETHは3,280億ドルと、2倍以上の差をつけられている。

時価総額においてBTCに大きく水をあけられているETHは、今後時価総額1位の座を奪えるだろうか。

本稿では昨年から現在に至るまでのETHとBTCの相場推移と今後の動向について考察する。

Coin Market Capより作成

上図は2021/1/1~2022/3/1におけるETH/BTCの時価総額推移である。

2021年中は暗号資産市場全体が上昇傾向にあった事に加え、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)といったブロックチェーン技術の新たなユースケースの基軸としてETHが採用されたことが追い風となりETHは上昇著しく、市場に好調さを印象付けた。

実際に2021/1/1時点のETH時価総額はBTC時価総額の15.26%であったものの、同年12/8には55.2%と、対BTC比は年初の3倍以上に上昇し、ETHが勢いを強めていた事がわかる。

しかし、2021年12月からETH時価総額はBTC時価総額に対して勢いを落とし、2022年3月現在に至る3カ月もの間、じりじりと下落を続け対BTC比は足元で40%前半まで低下している。

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